自分の好きを中心に生活できるようになった長女の笑顔
もくじ
僕の長女は地域の学校に合わず登校ができないことがありましたが、個性に会った学び場と仲間との出会いのおかげで笑顔で過ごすことができています。
安心して過ごせる環境と大好きな友達がいること。
そして長女の個性にあった学び方を尊重してくれる先生や大人がいることで、安心感を感じながら長女なりのペースで生活することができています。
「今日は学校でこんなことがあったよ」
「〇〇ちゃんと一緒に遊んだんだ」
と笑顔で伝えてくれることが多くなり親としても、安心して長女の成長を見守れるようになりました。しかし学校に行きしぶりが始まり、不登校になったときは妻も僕も頭を悩ませていました。
あのときは悩むことが多くて・・・
どうしていいか、先が見えない感じでした…
当時のことを振り返えると、長女の不登校を通してたくさん悩み話し合ってきました。
そのおかで僕たち夫婦は多くのことを学びそして気付かされました。
僕のブログをご覧になっているということは、お子さんが学校に行き渋ぶりや不登校の状況でとても悩んでいることでしょう。
お子さんのことは自分のこと以上に悩むし、なんとかしてあげたい気持ちでいっぱいですよね。
当時の僕も妻も同じでした。この記事があなたと大切なお子さんにとって悩みを解決する何かのきっかけになればうれしいです。
学校にいきたくない泣き叫ぶ長女と、親としての悩み
長女は幼稚園の頃から集団での行動が苦手でした。さらに緊張しやすく不安になることが多くありました。
小学校に入学してからは、徐々に登校できない日々が多くなっていきました。
「うちの子は、慣れるまでに時間がかかるから・・・」
「幼稚園の頃も、慣れるまで時間がかかったし・・・」
「だんだん、慣れてくるだろう・・・」
そんなことを思っていましたが、時間が過ぎても状況は良くならず。
なんとか状況を良くしたいと思い、長女に学校の「何が」嫌なのかを質問しても大泣きするだけでした。
ときには長女の気分が良いときもあって「学校に行ってみる!!」と言うのですが、「やっぱり行きたくない〜」と大泣きすることもよくありました。
行きたくないよ。。。
僕は当時、先生をしていて朝6:30には家を出でる生活。そのため長女のことを妻に任せきりにしていました。学校の仕事に追われ、大切な家のことを妻に任せっきりにしていました。
妻には申し訳ないきもちでいっぱいです。。。
親としての葛藤と、何が正しいのかを問いかける日々
何をどうしたら、いいのかしら?
土日は笑顔で過ごすことができるのに、月曜日の朝を迎えると「行きたいくない」と涙をながして大泣きする長女。。。
「どうしたらいいのか?」
「何が嫌なんだろう?」
「何が長女にとっての正解なんだろう・・・?」
疑問と葛藤を抱えながら、僕と妻は何度も話し合いを繰り返しました。
そして僕たちなりに、長女にできることを取り組みました。
担任の先生とも連絡を取り合い相談をしたり、遅れて登校したり。
妻が一緒にクラスへ付き添うこともしました。
他にもできることは何か?少しでも長女が笑顔になることは何か?
そればかりを考え学校内の教育沿相談コーデイネーターの先生や、地域の発達支援センターにも相談へ行きました。
しかし状況は改善しませんでした。
「良いと言われたことを試しているのに・・・」
「どうして、こんなにもうまくいかないのだろう」
長女が学校に行けないことで、妻にも疲れや精神的にも疲労がしだに溜まっていきました。
できることを試したけど、良くならない状況に「この先どうなるのだろう・・・」という不安や焦りが僕と妻にありました。
僕自身といえば長女のことを、妻に任せきりにしていることを申し訳なく思う気持ちでいっぱいでした。
悩みを共有できない孤独感
長女のことで妻と何度も話し合いをする中で共通していた想いがあります。
それは登校を嫌がっている長女の気持ちを無視してまで強制的に学校に連れて行くことでした。
長女の想いを大切にしながら、学校に通うという選択をしました。
そのため学校を休む日もありましたし、途中から登校することもありました。
長女自身は行きたい気持ちもあったので、前日までは行くという宣言を僕達にするのですが、当日の朝になって「やっぱりいかない!!」なんてこともありその度に僕たも気持ちが揺れてしまうことがよくありました。ときには長女の言葉に、僕はイライラすることがたくさんありました。
担任の先生とも相談をしたりしていましたが、状況は良くならず。そんな時に僕たちの思いを決定することがありました。
なんとか状況を良くしたいと思い、地域にある発達相談支援に行ったときの出来事です。
いろいろ相談に乗ってもらったときに、担当の方に言われた言葉にショックを受けました。
「お子さんを学校に行かせないのが、かわいそう」
「頑張って登校させないともったいない」
この言葉を聞いたときに僕と妻はすごくショックを受けました。
「今まで頑張っているのに、もっと頑張らせなくてはいけないのかな??」
「泣かせてまで学校に行くことがいいことなのか?」
「頑張って登校させないと何がもったいないのか?」
「子どもが辛い思いをしているのに、泣いてまで頑張らせる意味があるだろうか?」
子どもの気持ちに寄り添ってくれていない寂しさ
子どものことで悩んでいる気持ちに寄り添ってくれない寂しさ
悩みを共有できない、孤独感を僕たちはすごく感じました。
この出来事で僕と妻が気づかされたことがありました。
それは他の人の意見を大切にするのではなくて、目の前にいる長女の想いを大切にすること。
そして僕たちの想いを受け止めてくれる場所を探そうと決意しました。
相談の担当になった方は消して悪気があるわけではないと思うのですが、
僕と妻は淋しい気持ちになりましたし、孤独感を感じました。。。。
もしお子さんのことで相談をするときは、同じ経験をされている方にお話を聞くのがよいと思います。
新しい学び場を見つけるまでに重ねた家族の対話
長女に合った場所を探すことにしました!
妻と僕は長女が安心して過ごせる場所について話し合いを何度もしました。
「どんな場所が合っているのか?」
「長女が困っていることは、なんだろう?」
「長女の個性を理解してくれる場所は、どんな場所があるのだろう?」
「長女が安心して仲間と関わってほしい」
「長女が笑っている時間が1、秒でも長くなってほしい」という想いが強くありました。
そのため通える範囲にあるフリースクールやオルタネイティヴスクール、地域のコミュニテーなどにも見学をするようになりました。
また学校を嫌いになってほしくなかったので、在籍クラスの担任の先生とも連絡を取りながら、少しでも通える時間があれば無理なく登校することも続けていいました。
いろいろ調べて分かったのは、学校に行き渋りを感じる子ども達に対してサポートの場がいろいろあること。またそれぞれのフリースクールやオルタナティブスクールには、特徴があるということも分かりました。
見学に行って分かったのは、場所によって長女の好きな雰囲気と苦手な場所がありました。
私と長女の意見が、違うこともありました
もしあなたがフリースクールやオルタナティブスクールなどを検討しているようなら、必ず見学することをオススメします。僕たちは子どもと見学をして、何度も子どもと話し合ってオルタナティブスクールに通うことに決めました。
実際に見学すると雰囲気を感じられるのでオススメです
実際に通えるかもポイントですね。
地域の学校とフリースクール・オルタナティブスクールを体験して感じたのは、どちらが良い・悪いということではないこと。どちらも子どもの幸せのために存在している場所だということです。僕は長らく公立の小学校で教員をして、今はオルタナティブスクールの教員をしていますが
常に目指すことは子どもと親の幸せという思いは変わらないです。
オルタナティブスクールという選択
教育センターなどの行政の場や地域の集まり、そしてフリースクールなどにも見学へいきました。そのなかで現在通っているオルタナティブスクールとの出会いがあり、現在はオルタナティブスクールに通っています。
なぜ、オルタナティブスクールを選んだの?
長女の安心感を大切にしたい気持ちが強くあったよ
長女は不安になるとドキドキすることが多く、行動できなくなることがよくありました。
特に学校という場になると人数の多さや、見通しを持てないことに対して緊張や不安を感じていました。その様子を僕と妻は辛く見えていたので、安心して友達や先生と過ごせる環境を最重要にしました。
決めては長女にとっての安心感です。
今この記事を読んでくださっているあなたは、きっとどんな場所がお子さんに合っているのか悩んでいることでしょう。僕たちもたくさん悩みましたから。お子さんのことは自分のこと以上に悩みますし、失敗をしたくないから慎重になりますよね。
何を大切にすればいいのか?なやむことも多いと思います。
そんなあなたにオススなのが2つの視点をもつことです。
新しい学び場で過ごす主役はお子さんです。
だからこそ、お子さんの意思や想いを大切にして決めることをオススメします。
たくさん話し合って納得のいく場を選んでくださいね
地域の小学校以外に小学生が通えたり、集まれたりできる場所は以外にも多くあるので参考にしてください
こんな場所があるよ
何を大切にするのかで、通う場所の選択が違うね
当時、妻とも話していたのは長女が家以外に安心してすごせる場所の必要性でした。
なので勉強についてはあまり考えていませんでした。
オルタナティブスクールに通いだしての長女の変化
笑顔が増えました!
長女がオルタナティブスクールに編入したのは2年生の途中から。
通い出して半年くらいは、新しい環境に慣れなくてドキドキしていた様子でしたね。
長女は勉強についての苦手意識がありましたが、先生や友達と協力しながら取り組めるようになりました。長女の勉強のペースに合わせて計画を立て、学びを進めていくので無理なく進められるので長女にとって安心感につながっています。
またオルタナティブスクールならではの特色ある学びにも取り組んでいます。
釣り、動画作り、観光名所とコラボをしたり。いろいろな題材で探求活動に取り組んでいます。
学校のことをよく話してくれるようになりました。
長女はオルタナティブスクールに通いだしてから笑顔が増えました。
「今日はこんなことがあってさぁ」
「〇〇ちゃんと、ご飯食べたよ」
「こまっていたから、助けてあげた」
1日の出来事を長女なりの言葉で一生懸命に伝えてくれることが多くなりました。
そんな長女の成長を僕や妻はとても嬉しく感じています。
どうして長女は変われのか?と考えると、きっと長女が自分らしく安心して過ごせる居場所で過ごすことができているからだと思います。
現在の学び場が長女の個性を、受け止めてくれる場所になっています。
一方で大変なこともありました。それは長女にとって新しい環境になれるまでに時間がかかることでした。
長女は不安を感じて、泣くこともありました。
「持ち物は何が必要なのか?」、「何時に家をでればいいのか?」など新しい学校の生活スタイルに慣れるまで、長女は不安を感じることが多くありました。不安が大きくなると、大泣きをすることもよくありました。。。
もう一つ大きなハードルがありました。
それはオルタナティブスクールへの通学でバスを利用することでした。
長女からすると「どのバスにのればいいのか?」「どこで待つのか?」「どこで降りればいいのか?」など不安なことが多くありました。しかも雨の日はバスが送れてくることも。。。
状況に合わせて行動しなくてはいけないので不安になることがよくあり、慣れるまでは妻が一緒に登校することも多くありました。今は妻のおかげで1人で登下校できています。バスが遅れても長女なりに対応できるようになりました。
今悩んでいるあなたへ
きっと合う環境がありますよ
地域の学校から オルタナティブスクールへ長女の居場所を変えたことで安心して生活しています。何より長女の笑顔がふえました。僕と妻も笑顔が増えました。
その理由は長女にとって安心できる時間が増えたからだと感じています。
小学生の長女にとって多くの時間を過ごす学び場は、とても大きな影響を与えているなと振り返ってい感じています。
もしあなたのお子さんが、今の場所で辛い思いを感じているようでしたら、お子さんに合った環境を探すのも1つの方法だと僕は思っています。
場所はいろいろあるので、お子さんにあう場所を選んでほしいと思っています
場所を変えても、成長は支えたいですよね
僕も妻も気づいたのは、地域の小学校からオルタナに場所を変えたから子どもの悩みがなくなることはない。ということです。さらに長女の困り感が全てなくなることもありません。
長女は不安なことを感じて今でも涙を流すことがあります。
ときには不安定になることもあります。
場所が変わったら変わったで、悩むことはあるし親として心配にあなることもあります。
それでも安心して戻れる学び場があることは、長女にとっても大きな安心につなっがっています。
お子さんのことが大切だからこそ、親として笑顔をみたい。
笑顔をみたいと強く願っているからこそ、親としても悩みますよね。
子どもの幸せを願うことと、親として悩むことはいつまでも切り離せないものなのかもしれませんね
きっとよくなるはず。だから大丈夫。
僕は長女のことで妻とたくさん話ました。ときには意見が合わないこともあり凄く悩んだこともあります。その様子を感じてなのか、長女もたくさん不安な気持ちにもなっていました。
それでも妻との話し合いを諦めず、行動して良かったと思っています。
このブログを読んでくれているあなたは、すごく悩んでいてどうにか状況を変えたいと思っているはずです。なんとかしたい。でも思った通りにならなくて悩んでいるはずです。
僕は長女のことを通して気付いたのは、悩んで良かったなぁと思っています。
それは悩むことで気づけたことがあるからです。
悩むことは答えが、でなくて辛いですよね。
ああでもない。こうでもない。といろんなパターンを想像します。
きっといろんなパターンを考えるのは、お子さんを愛しているからだと思うんです。
お子さんを愛しているから
お子さんの笑顔を見たい。
よりよい未来に近づけたい。
不安や悩みは、そんなお子さんへの愛情だと思います。
だからこそ、悩みも多くて挫けそうになることもあるとおもいますが、
あなたのお子さんへの想い諦めず大切にしてほしいなぁと思っています。
子どものことで悩むことが重なると、何もできない自分のことを責めてしまいがち。
妻も僕もそう思っていました。でもいま振り返って思うのは子どもを思う気持ちがあれば状況は変わります。だから、安心してくださいね。
もし僕たちも諦めていたら、今の長女の笑顔はなかったと思います。
あなたの想いを諦めず、あなたの想いを話せる人には伝えいくことで状況は良くなりますから。
きっと良くなるはずです。
LINEに「相談希望」とメッセージ下さいね
僕でよければ、相談に乗りますー。
さんちゃん、 先生やめて何しているの?
17年間の公務員から退職。 妻子ありなのに、なんでまた?
現在はコーチングの他にも『PANZ FACTORY』の工員
子ども達と山で泥んこまみれの『原っぱ大学』のスタッフ
子どもたちと焚き火を囲む『焚き火の時間』主宰として活動中
さんちゃんの詳しいプロフィール
17年間公立小学校の先生として勤務。10年以上、発達特性のある子どもたちと関わってきた経験を生かし『子どもも大人も自分らしく表現できる世界を作ること!』をミッションとして活動中。2022年よりオンライン×リアル家庭医教師「MANABI・マナビー」主宰。強制や指導ではなく「対話でじっくり関わること」を重視。誰もが持つ素晴らしい個性を活かし、子どもと保護者の笑顔が増える瞬間を大事にしている。
その他、親子の遊び場「原っぱ大学」、アイアン工房「PANZ FACTORY」など教員の枠を超えて大切な仲間と充実した毎日を送る。同年8月より、逗子オルタナティブスクールプロジェクトに参画。
詳しいさんちゃんのプロフィール