「学校にいきたくない」と言われたらどうしますか?
もくじ
お子さんが「学校に行きたくない」と言い出したら親としては不安になりますよね。
ぼくは子どもが「学校へ行きたくない」と言い出したときはすごく動揺しました。
学校現場でたくさんの子ども達と関わっていましたが、まさか自分の子どもが登校をしぶるとは思ってもいませんでした。
正直、ビックリしました
「どうしたらいいんだろう?」
「このまま、学校にいかなくなったらどうしよう」
「休みグセがつくんじゃないの?」
そんなことが頭の中でグルグルとしていました。
なにより大好きな子どもが困っている顔をしているけど何もできない、さらに妻にたいしても何もできない自分に不甲斐なさにばかりを感じていましが、そこから学んだことがきっかけで今のぼく成長につながりました。
そんな経験から、もし自分の子どもが「学校に行きたくない」と言われたら親としてどうしたらいいのか?僕なりの考えを伝えていきたいと思います。
私もどうしてあげるのが子どもにとっていいのか悩みます
ぼくも親として自分の子どもが「学校にいきたくない!!」と泣くすがたを見たときは動揺しました。。
学校に気持ちが向かない子どもが増えている!?
ちょっと見てもらいたいデータがあるんだ
何のデータなの?
文部科学省が児童・生徒の問題行動や不登校について調査したデータがあります。
人数が増えていますね…
不登校児童数は9年連続で増加し過去最多となっています。2021年度の小学校は約8万人、中学校は約16万人、合計で約24万人の子ども達が何かしらの理由で学校にいけない状態になっています。
次はデータは学年別のデータだよ
【出典】 【文部科学省より】
令和3年度 児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果
これからも増えていきそうですね・・・
中学になると、さらに増えてます
「学校に行きたくない」と言われたときにどうすればいい?
データからも分かるように、不登校のお子さんはとても増えていて不登校や学校に行きしぶることは、すでに特別なことではなくなっています。
そこで「学校に気持ちが向かなくなることもある」という前提にたって、お子さんのと向き合うことが必要になってくるのでは無いでしょう?
データからも分かるように、不登校のお子さんはとても増えていて不登校や学校に行きしぶることは、すでに特別なことではなくなっています。
親も不安で完璧じゃない
「不登校の子どもたちが増えていいる」ということが知識で分かっていても、実際「学校に行きたくない」とお子さんに言われたらどうでしょう?ほとんどの親は動揺すると思います。
ぼくを含めて不安になることもあるし、完璧ではありません。
だからこそ、お子さんが学校に気持ちが向かなくなったときのことを事前に考えておくことをオススメします。
どうしたらいいのでしょうか?
ぼくなりの考えをお伝えします
もし行きたくないことがあったら、「学校は休んでもいいよ」
実際にぼくの子どもには「もし行きたくないことがあったら、学校は休んでいいよ」と伝えています。休みグセがつかないかな?勉強が遅れないかな?という不安があると思いますが、なぜボクが子どもに「休んでいいよ」と伝えるかをお伝えしますね。
理由は3つあるよ
- 「休んでいいよ」と言えるのは親だけ
- 学校の勉強は取り返せる
- いろいろな学びの場がある
1つずつ見ていきましょう
「休んでいいよ」と言えるのは親だけ
「休んでいいよ」と言えるのは親だけなんです。
大げさに聞こえるかも知れませが、お子さんの命を守れるのも親です。
ぼくの子どもや学校に気持ちが向かなくなる子ども達を見て感じるのは、悩みながらも親や先生の期待に応えようと一生懸命でした。
休んだら迷惑かかるかな・・・
私がもう少し頑張れば・・・
特に繊細なお子さんは悩みを打ち明けられず、一人で悩みを抱えていることが多くありました。
「学校を休みたい」と言い出すには何かしらの理由があるし、「休みたい」と口にするまでにはお子さんなりに悩み、期待に応えようと工夫しているはずです。
でもどうにもならない状況があるからこそ、「休みたい」という言葉や「頭痛」や「腹痛」などの身体症状にでてきます。
子どもたちなりに、親や先生の期待に応えようと一生懸命です。しかし期待に応えようとするあまり「自分らしさ消え命がすり減る」状況はあってはならないですよね。
親だからこそ、できることがあると思います
2.勉強は取り返せる
休むことで心配になるのは「勉強」があるのではないでしょうか?
特に休みが続くと「勉強が追いつかなくなるのでは?」と不安になると思いますがぼくはそこまで心配はしていません。なぜなら有料・無料でも「動画ラーニング」がたくさんありますし、インターネットでも面白い教材が多くあります。それらを活用することで授業の内容はカバーできます。
学校と同じような勉強はできないかも知れませんが、お子さんの個性や興味にあった学び方で学ぶことができるチャンスと捉えなすことができます。
特に繊細なお子さんには「安心した環境で学ぶことができる」ことを、感じてもらうことが大切だと思います。簡単にできることに取り組んでいくことをオススメします。
いろんな学び方があるよ
車のことなら、ずっと本を読んでいられるなぁ
教室以外の学べる場所がある
子どもたちが教室以外に学べる場所があるよ
学校を休むことが続くと、子どもどうしのか関わりが少なくなってくることが心配になると思います。教室に行かれなくても保健室や別教室で先生やスクールカウンセラーさんと話すこともできます。他にも通級指導教室や適応指導教室などを活用することで、他のお子さんとも関わりを持ちながら過ごすこともできます。
お子さんのペースで関われる場所があるといいですよね
他にはどんな場所がありますか?
学校という場所以にも、フリースクールやオルタナティブスクールといった場所があるので、見学に行くのもいいかもしれませんね。ぼくの子どももいろんな場所を見学しにいきました。
今は実際に会うだけでなく、オンラインでのつながりもあります。お子さんの個性に応じて選択してほしいと思います。
お子さんが安心して過ごせる場所がいいですよ
いろんな場所があるんですね
まとめ
今日のまとめです
お子さんの笑顔は親にとって大きなエネルギーになりますよね。
ぼくもいつもそんなことを感じてすごしています。ボクの経験がお役に立てればうれしいです!!
ぼくで良ければ、相談にのります。
LINEに「相談希望」とメッセージください。
さんちゃん、 先生やめて何しているの?
17年間の公務員から退職。 妻子ありなのに、なんでまた?
現在はコーチングの他にも『PANZ FACTORY』の工員
子ども達と山で泥んこまみれの『原っぱ大学』のスタッフ
子どもたちと焚き火を囲む『焚き火の時間』主宰として活動中
さんちゃんの詳しいプロフィール
17年間公立小学校の先生として勤務。10年以上、発達特性のある子どもたちと関わってきた経験を生かし『子どもも大人も自分らしく表現できる世界を作ること!』をミッションとして活動中。2022年よりオンライン×リアル家庭医教師「MANABI・マナビー」主宰。強制や指導ではなく「対話でじっくり関わること」を重視。誰もが持つ素晴らしい個性を活かし、子どもと保護者の笑顔が増える瞬間を大事にしている。
その他、親子の遊び場「原っぱ大学」、アイアン工房「PANZ FACTORY」など教員の枠を超えて大切な仲間と充実した毎日を送る。同年8月より、逗子オルタナティブスクールプロジェクトに参画。
詳しいさんちゃんのプロフィール