作文を書くのが苦手
もくじ
小学校になると行事が終わるごとに感想文や作文を書くことが多くありますね。
発達に特性があるなしに関わらず、作文を書くことが苦手なお子さんは多いと感じています。
何を書けばいいのか分からない
作文は苦手だな
保護者の方もお子さんにどう書かせればいいのか?何から始めればいいのか?と「作文」の教え方に悩んでいる方が多くいらっしゃるのではないでしょうか?
私も文を文章を書くのが苦手で・・
どう子どもに教えればいいのか?困っています。
そんな方に、「さんちゃん流作文の書き方」をお伝えしますね
・お子さんが作文を書くための簡単なコツを知りたい
家族構成
パパ・ママ
けん君(仮名) 3年生
落ち着きがなく、集中が続かない
けん君はクラスで発言をよくするお子さんでしたが、本人の考えをまとめたり作文にしてたりすろことが苦手でした。作文の時間が苦手で「何を書けばいいのか分からない」が口癖で作文の時間が苦痛な様子でした。
何も書かずに白紙で提出することもありました。
作文が苦手な子は多いいよ。
けん君を観察しているとけん君なりの「困り感」が見えてみました。
・どのように表現したらよいかが分からない
・順序立ててものごとを考えることが難しい
・イメージをふくらませることが難しい
けん君の困り感が減るようにサポートしました。
作文を書く目的は何?
作文を書く目的を考えたことはありますか?
作文は自分が感じたことを、相手にも分かってもらう1つの手段だとボクは思っています。
なので字の丁寧さや誤字脱字をしないことよりも、子どもがもつ感性を大切に表現してほしいと思っています。時の間違いは後からいくらでも直せます。
直されることが多いと、嫌になるしね。
さんちゃん流は、形にとらわれすぎないこと!
支援の流れ
さんちゃん流サポートです!
・画像や動画で思い出す
・書き出す
・整理する
・まとめる
・ねぎらう
画像や動画で思い出す
けん君はよく「何を書いていいか分からない!」とボクに言っていました。
ボクが「〇〇はどう?」と提案しても「分からない」といくことが多くありました。
そこであるものを使いました。
写真・画像でイメージを持たせたよ。
けん君は体験したことを思い出しにくいお子さんだったので関係する写真や動画を見せて、経験したことを思い出せるように工夫したことで、経験したことを思い出しやすくなっていました。
お子さんによっては、記憶しておくことが苦手な子もいます。
写真や動画を見ることで思い出すきっかけにしていました。
写真があると思い出せるんだよね!!
写真を見せると子どもたちは、いろんな反応を見せてくれます。そこでボクがオススメなのが
「ここが面白かった!」とか「〇〇みたいだね」といったつぶやきをメモしておくこと!!
お子さんなりの表現として作文に活用しましょう〜!
書き出す
写真や画像を使い作文にしたい内容を思い出させたら書き出しましょう。
この段階では書き出すとが大切なので、内容や順番を気にしなくていいです!
なぜなら順番や内容を気にして注意してしまうと、子どもの中にある感性やその子なりの言葉が
出てこなってしまいますので。
ボクがよく使っていたのが『付箋』です。思いついたことをドンドン書き込んでもらいました。
書くことが苦手なお子さんには、話してくれた内容をボクが付箋に書き込んで対応していました。
付箋が良い理由は、内容を整理するときに移動することができるからです。
さらに書くスペースが限られているので、お子さんに多く書かなくとも良いと思ってもらえます。
整理する
書き出してもらった内容をもとに話を整理します。
「いつ」 「どこで」 「だれが」 「何をした」 「感じた、きづいたこと」に付箋をはっていきます。必要に応じて並べ替えていきます。
この時点でも会話をしながら、思い出したことなどはドンドン付箋に書き込んでいきましょう!
初めの頃は短い文でOKです!まずは基礎をしっかり定着することをオススメします。
「簡単にできる!」と思ってもらうことがお子さんの思いを表現するには重要です。
頑張りを認め・ねぎらう
作文が感性したら、粘り強く取り組めたことを認めてくださいね〜!
ボクは必ず完成したこと合わせて、完成までに粘り頑張ったことを「認め、ねぎらう」ようにしていました!
ここは何をするにも、大切だと思うな!
なぜなら、
課題を完成することで認められるのは、作品を仕上げたことに対して評価です。
期待された課題が終わったから、認められるわけです。
これ自体は悪いことではないのですが、ボクの長年の経験から途中で投げやりになり課題を仕上げられないお子さんも多くみてきました。
お子さんはみな真面目で「決められた形でないとダメ!」ということが多くありました。
決められた形で仕上げられないことで「ボクはダメなんだ」というお子さんの言葉を聞いて、違和感を感じまていました。
思ったように課題が完成できないのは残念なことかもしれない。
でも「完成するまでに向き合った努力も認めてあげたい!」と思うようになったんです。
苦手な課題に取り組むことはお子さんにとって、いつも以上にエネルギーのいることです。
だからこそ、お子さんの努力を認めてあげてほしいと思っています。
寄り添うことが大切なんだね
その後のけん君
けん君とは個別の時間で10分程度、「作文」の時間をとり支援をしてきました。
初めたばかりの頃は、取り組み方がわからず「何をかけばいいの?」「分からない」「やりたくない」といった言葉が多く聞かれていましたが、繰り返し取り組むことでコツをつかんだようでサポートする回数が減っていきました。
簡単になったよ!
良かった!!
どうしても書けないとき
どうしても書けないときはどうしたの?
その子に合った方法を探します!
お子さんによっては作文に対して、とても抵抗がある子もいます。
そんなときは、無理をせずできることを優先しています。
例えば、お子さんにボクがインタビューして子どもの言葉をつなげて作文にすることをしていました。こども自信の言葉を使うことで、活き活きした内容になっていました!
やり方はいろいろで、お子さんに応じて変えていくことが大切だと思っています。
何よりお子さんの個性や特性を活かすことができるといいですよね。
まとめ
今日はこんなことを話したよ〜
・画像や動画で思い出す
・書き出す
・整理する
・まとめる
・ねぎらう
・お子さんに合った方法で取り組む
ボクで良ければ相談に乗ります〜!!
必要な方はLINEに『相談希望』とメッセージくださいね。30分無料です!
さんちゃん、 先生やめて何しているの?
17年間の公務員から退職。 妻子ありなのに、なんでまた?
現在はコーチングの他にも『PANZ FACTORY』の工員
子ども達と山で泥んこまみれの『原っぱ大学』のスタッフ
子どもたちと焚き火を囲む『焚き火の時間』主宰として活動中
さんちゃんの詳しいプロフィール
17年間公立小学校の先生として勤務。10年以上、発達特性のある子どもたちと関わってきた経験を生かし『子どもも大人も自分らしく表現できる世界を作ること!』をミッションとして活動中。2022年よりオンライン×リアル家庭医教師「MANABI・マナビー」主宰。強制や指導ではなく「対話でじっくり関わること」を重視。誰もが持つ素晴らしい個性を活かし、子どもと保護者の笑顔が増える瞬間を大事にしている。
その他、親子の遊び場「原っぱ大学」、アイアン工房「PANZ FACTORY」など教員の枠を超えて大切な仲間と充実した毎日を送る。同年8月より、逗子オルタナティブスクールプロジェクトに参画。
詳しいさんちゃんのプロフィール