勉強が少しでもできるようになってほしい
もくじ
家で勉強や宿題をするのか?
それとも塾などに通わせるのか?悩みませんか?
「勉強が少しでもできるようになってほしい」
親の期待で多くの割合を占めるのではないでしょうか?
我が子が学習に少しでも興味をもってほしいですよね。
「先生どうしたら勉強ができるようになりますか?」と僕も質問されることが多くありました。
・勉強は家でしたほうがいいの?
・勉強は塾やオンラインでしたほうがいいのか?
特性に応じた学び方が必要な理由
どんな宿題を出したの?
・漢字スキル
・音読
・計算スキル
を出すことが多くありました。
宿題の王道だね
宿題を1人で取り組めるお子さんにとっては問題ないことですが、勉強に苦手さを感じているお子さんや発達特性のあるお子さんにとっては、1人で学習するのが難しい場合があります。
得意不得意があるもんね。
発達特性によってに苦手さはさまざまです。
例えば
・音読でつまづきを感じている
・掛け算の筆算が苦手
・漢字の書き取りが苦手
そのような子どもに対しては個性に応じた取り組み方をが合っていいと思います。
宿題も個性に応じた内容だといいよね
特性に応じた「場」と支援者が大切
宿題でも学校での勉強でも、子どもが力を発揮できる「環境」が重要になります。
環境で大切なのは「場」と「支援者」です。
例えば気が散りやすいお子さんの場合は、
できるだけ周りに何も無いほうがいいと思います。
音や温度設定も大切ですね。
次に宿題をサポートする支援者です。
親、塾の先生や家庭教師、学童の先生といケースがあると思います。
親だから安心して取り組めるお子さんもいれば、親だと甘えが出てしまい集中できないことも。親からするとわが子に、ついつい口を出しすぎることもあります。
僕もついつい口を出し過ぎていました・・・
お互いギクシャクした関係はいやだもんね
お子さんの特性や宿題をサポートする大人との相性も考えていきたいですよね。
僕が経験した宿題のサポート例
小学校 5年生
ただし君(仮名)
支援学級に在籍
宿題を忘れることが多く集中して宿題に取り組めない。
ただし君は支援学級(自閉・情緒障害児学級)に在籍していました。
友達を笑わせるのが大好きなお子さんで通常学級でも友達と仲良く過ごしていましたが、宿題を忘れることが多くありました。
宿題は5年生の漢字スキルや計算スキルに取組でいました。
ただし君の特性として注意力が散漫になりやすいことがありました。
例えば授業中に消しゴムが気になると、他のことが手につかなくなることがよくありました。
宿題に取り組むときも気が散ることが多くあったようで、お母さんが声かけをするなどしてサポートしていました。
お母さんはついつい口うるさく言ってしまうことでただし君との関係が難しくなっていることを相談してくれました。
親だといろいろ口うるさくなり難しいですね。
イライラしちゃうし。
やらないといけないのは分かっているんだ
僕とただし君とで対話をすることで、彼なりの困り感が見えてきました。
・宿題をやらないといけないのは分かっているけど忘れてしまう
・他のことが気になると止められない
・親に口うるさく言われると集中できず腹がたつことがある
やらないといけないのは分かっているんだ。
ただし君なりの困り感が見えてきたので、彼と「どうしたらいいのか?」を話し合いました。
・忘れないための仕組み作り→連絡帳に書く
・無理なくできる量を決める
・宿題を忘れたときの対応を決める→支援学級の時間で取り組む
ただし君と宿題についてのルールを改良していきました。
始めたころは宿題忘れやルールを守れないことがありましたが、彼なりのペースで宿題を取り組むことができるようになっていきました。
宿題を1人で取り組むことができるのは素晴らしいことだと思います。
しかし皆ができるかと言えば難しいですよね。
特に発達特性のあるお子さんについては、サポートが必要になることが多くありました。
そんな様子をたくさん見てきたので、お子さんになりに葛藤を抱えていることを痛感しました。
宿題は親が教えるべき?それとも違う人がいいの?
発達特性のあるお子さんの宿題は、親が教えたほうがいいのかな?
お子さんの特性や家族の状況から判断したほうがいいですね。
お子さんの宿題や勉強を親がサポートするメリット・デメリットを見てみましょう。
・お金がかからない
・お子さんの特性をよく知っている
・慣れた環境で取り組める
・ついつい口うるさくなる
・親子の関係が悪くなることがある
・親に心理的な負担がある。
僕の場合は子どもとの関係が悪くなるようならやらないです。
お子さんに対しての支援者は家族だけでなく複数いたほうがいいというのが僕の考えです。
・お子さんの良いところを多面的に発見できる
・親の心の余裕が生まれる
・お子さんにとって親子以外の関係を持つことで情緒安定に結びつく
特に学習は親がお子さんに期待している中でも上位にあげられます。
期待値が高いほど親は口やかましくなりがちです。(僕もですが^^;)
学習に親子の関係が入り込むと
学習支援ではなく、しつけになってしまうことがよくあります。
例えば
足し算の勉強をしているにも関わらずお子さんの言葉の使い方や姿勢だけを注意する。といったことがあればお子さんからすると面倒くさいだけですね。他にも親が学習支援者になるときに以下のようなことが当てはまるようなら違う方にお願いしていいと思います。
・子どもに教えることでイライラする
・ついつい勉強以外の事を注意してしまう
( 例 ・姿勢 ・言葉遣いなど)
・勉強の教え方に不安がある
僕は親子関係を良好にするほうが大切だと思っています。学業を終えてからのほうが親子で歩む時間は長いですからね。
家庭学習をする上で親がサポートするのか?
それとも外部の力を借りるか?
判断の拠り所は親子関係に影響があるかないかだと思います。
塾の先生の代わりはたくさんいますが親の代わりはだれでもできませんからね。
以上が僕の考えになります。
家庭の事情でケースは様々ですのでメリット・デメリットを考えて検討することをオススメします。
僕で良ければ相談に乗りますので〜。ライン登録から「相談希望」とお送りくださいね。
さんちゃん、 先生やめて何しているの?
17年間の公務員から退職。 妻子ありなのに、なんでまた?
現在はコーチングの他にも『PANZ FACTORY』の工員
子ども達と山で泥んこまみれの『原っぱ大学』のスタッフ
子どもたちと焚き火を囲む『焚き火の時間』主宰として活動中
さんちゃんの詳しいプロフィール
17年間公立小学校の先生として勤務。10年以上、発達特性のある子どもたちと関わってきた経験を生かし『子どもも大人も自分らしく表現できる世界を作ること!』をミッションとして活動中。2022年よりオンライン×リアル家庭医教師「MANABI・マナビー」主宰。強制や指導ではなく「対話でじっくり関わること」を重視。誰もが持つ素晴らしい個性を活かし、子どもと保護者の笑顔が増える瞬間を大事にしている。
その他、親子の遊び場「原っぱ大学」、アイアン工房「PANZ FACTORY」など教員の枠を超えて大切な仲間と充実した毎日を送る。同年8月より、逗子オルタナティブスクールプロジェクトに参画。
詳しいさんちゃんのプロフィール